考察・手法・テクニック

長期投資に適した銘柄の選び方(決算短信での銘柄分析)

長期投資を行う銘柄を選ぶには企業のビジネス内容、業績内容、成長戦略、財務情報と様々な情報を知って判断する必要があります。
それが詰まったものが決算短信です。今回は、決算短信を利用した銘柄分析を解説します。

決算短信とは?

決算短信とは、企業が公表している決算書類であり、年一回の本決算で公表される『決算短信』と四半期決算で公表される『四半期決算短信』があります。
これら確認することで、企業の業績や財務状態の細かな情報を得ることができます。

決算短信から得られる情報

決算短信には、以下の項目が掲載されています。次章からファンダメンタル分析での具体的な使い方を説明します。
なお、決算短信に載せるかどうか任意の事項は、企業に任せられているため記載レベルが様々です。

  • 業績に関する情報
  • 財務に関する情報

決算短信を使用したファンダメンタル分析

それでは、決算短信をどのように活用してファンダメンタル分析を行うか説明します。

業績に関する会社側の説明を確認する

決算短信には、業績の説明が記載されています。あくまで会社側の説明なので、どこまで開示しているのかは様々ですが確認しましょう。
その企業の将来に重要と考えられるビジネスにポジティブもしくはネガティブな記載があれば投資判断に関わります。

セグメント毎の業績を確認する

企業は複数のセグメント(業態や市場)のビジネスを持っていることが多く、決算短信ではセグメント毎の業績が載っていますので確認しましょう。
その企業にとって重要なセグメントの業績がどのようになっているか確認しましょう。
例えば、丸亀製麺でおなじみのトリドールですと、海外成長が今後の肝になりますので、海外のセグメント情報を見て成長しているか確認します。

確認ポイント

・将来重要なセグメントの業績を確認

貸借対照表から資産、負債を確認する

企業のビジネスによって確認方法は様々となるので説明しにくいのですが、企業の活動を確認することができます。
例えば、製造業ですと在庫が気になりますよね。そんな時は、『棚卸資産』が増えすぎていないか確認する必要があります。また、何カ月で捌くことができるのかも確認しておきたいところです。
『有形固定資産』が増えていれば工場を新設したのかなとか、『のれん』が増えればM&Aしたのかなといったように確認します。
また、その資金は借金して調達したのか会社の余剰金から支払ったのかも分かります。
数年さかのぼって確認して、企業が成長のための投資をしているか、そしてそれが成果として出ているのか確認しましょう。
なお、『貸借対照表』『損益計算書』『キャッシュフロー計算書』は相互に関係していますので合わせて確認しましょう。

確認ポイント

・企業の成長のための活動を確認
・在庫など不安な点がないか確認

損益計算書、キャッシュフロー計算書から業績の詳細を確認する

会社のお金の動きと業績に至った内訳を確認できます。
企業は成長のために設備や研究、販促などの投資を行います。利益が増えていたとしても、投資を抑えたことが理由だとすると、今後の成長性に疑問を感じます。
逆に、減益だとしてもその理由が投資であれば、今後の業績が伸びることも考えられます。
このように業績の詳細から将来性を予測することができます。

確認ポイント

・業績(利益)に至った理由を確認

他の情報も活用して分析しましょう

決算短信は企業の業績面/財務面を開示している詳しい情報ですので分析に適した資料ですが、会社が他に発信している情報、第三者が発信している情報など投資判断する材料は様々なものがあります。
よりたくさんの情報を分析して分析精度を上げて安心して長期投資しましょう。

あわせて読みたい
長期投資に適した銘柄の選び方(会社四季報での銘柄分析)長期投資においては、銘柄分析を行って長期で持ち続けられる銘柄を選ぶことはとても重要です。本記事では、企業情報の基礎部分が網羅されている会社四季報を使用して銘柄分析を行う方法を説明します。...
証券会社ランキング
楽天証券
使いやすい画面で初心者に優しいのが特徴です。手数料も業界最安値クラスです。
使いやすさ
国内株
海外株
投信
SBI証券
海外株を買うならSBI証券がおすすめです!住信SBIネット銀行と連携することで業界最安値で外貨を買うことができます。
使いやすさ
国内株
海外株
投信
マネックス証券
取り扱い銘柄多数!他の証券会社で扱っていない銘柄もマネックス証券なら扱っているかもしれません。
使いやすさ
国内株
海外株
投信
ポイントサイトでお得に口座開設

ポイントサイト経由で口座開設することで数百円~数千円もらえます。
会員登録は無料ですので、ぜひ活用しましょう!
その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス