考察・手法・テクニック

投資信託の正しい選び方と購入方法

投資信託とは

投資信託とは以下の商品のことを指します。要するに投資のプロに運用を任せる投資方法です。投資は投資信託という商品を売買することで行い、運用結果はその商品の価格に反映されます。

投資信託(とうししんたく)は、多数の投資家により販売会社を通じて出資・拠出されてプールされた資金を、資産運用の専門家(アセットマネージャ、ファンドマネージャが)が、株式や債券、金融派生商品などの金融資産、あるいは不動産などに投資するよう指図し、運用成果を投資家に分配する金融商品

Wikipediaより引用

私たち投資家は投資信託という商品を購入することでプロに運用してもらうことができます。商品を買っておけば後はプロが勝手に運用してくれるので、私たちの時間を取られることがほとんどありません。それはサラリーマンなど普段の生活が忙しい方にとっては非常に大きなメリットがあります。

注意点すべきことは、投資信託は元本保証ではないということです。株式などの金融資産を運用しますので、状況によってはプロといえども損失が発生することがあります。その場合、投資信託の価格が下落するという形で私たちに帰属します。元本保証の銀行預金とは大きく異なる点なので注意してください。

投資信託の選び方

国内の投資信託は2000種類以上と膨大な数が存在します。投資信託では運用するプロに運用方法を指示することはできません。そのため、それぞれの特色をもった商品が存在しており、これだけの数になっています。私たちはこの数多くある投資信託の中から自分が信頼できる商品を選ぶ必要があります。

投資信託の種類

投資信託は2000種類以上存在しますが、それらは「投資対象」および「運用方式」の違いで大きく分類できます。

投資対象について

投資対象は金融商品と地域で分類されます。主なものは以下の図の通りで投資対象としては、それらの積の数だけ存在します。そして、Aファンドは国内株式100%、Bファンドは先進国株式60%と先進国債券40%というように投資信託ごとに投資対象の割合は様々になっていますので自分が投資したい投資先のものを選択するようにしましょう。
投資対象を選ぶのが難しい場合は、リスク・リターンをどれだけ取れるかで決めましょう。
一般的なリスク・リターンは、金融商品は「株式」>「不動産(REIT)」>「債券」の順に高く、地域は「新興国」>「先進国」>「国内」の順に高くなっています。
投資信託_投資先

運用方式について

運用方式は「インデックス型」と「アクティブ型」に分類されます。
インデックス型とは、日経平均株価などの指標と同じように動くようにする運用方式になります。インデックス型の良いところは、ほぼ指標通りになりますので、経済成長が続く限り利益が生まれるというスタンスを簡単に取れることにあります。上手に世界中に分散投資できれば世界経済が成長する限り利益が生まれることになります。
アクティブ型とは、インデックス型での指標を上回ることを目指す運用形式になります。プロの腕次第で良くも悪くもなります。アクティブ型の良いところは、大きなリターンを得る可能性があることです。しかし、アクティブ型の過半数はインデックス型を下回る運用成績になっているという現実がありますので、どの商品に投資するかは慎重に選ぶ必要があります。

投資信託にかかるコスト

投資信託では私たちに代わってプロに運用してもらいますので様々なコストがかかります。大きく分けて「購入コスト」「保有コスト」「売却コスト」があります。当然、コストはかからない方が良いのでどのように節約するかも含めて説明します。

購入コスト

購入コストは、投資信託を購入する時に販売会社に支払う代金になります。販売会社は銀行や証券会社など様々ありますが、その会社によって値段が異なります。どこで買っても投資信託自体は同じですので、一番安いところで購入すべきです。一般的には店舗よりもネット証券の方が割安なので、ネット証券の中で探すようにしましょう。

保有コスト

保有コストは、信託報酬とも呼ばれ、投資信託を保有している間に運用してもらうプロへ支払う代金になります。他のコストは一時的なのに対して、保有コストは保有する限り毎日かかりますので、一番重要視すべきコストになります。投資信託そのものにかかるものなので、どの販売会社で購入しても変わりません。
アクティブ型の場合は、保有コストが高くてもそれ以上の運用成績であれば優秀なファンドになりますので、一概に高ければ悪いとは言えないのが保有コストの難しいところです。ただし、インデックス型の場合は、同じ指標を目指すのであればコストがかからない方が良いですので、同じ指標を目指すものの中から一番安い商品を探すようにしましょう。

売却コスト

売却コストは、一部解約手数料として代金を取られる場合はありますが、ここでは信託財産留保額と呼ばれるものを指します。投資信託を解約するということは、換金するために株式や債券を売却する必要がありますので、その代金に充てられます。投資信託そのものにかかるものなので、どの販売会社で購入しても変わりません。
こちらに関しても保有コストと同じ考えができますので、インデックス型の場合は、同じ指標を目指すものの中から一番安い商品を探すようにしましょう。

投資信託の購入方法

投資信託は、証券会社や銀行や郵便局など様々なところで販売しています。買付はそれらの店頭もしくはインターネットで行うことができます。

店頭での購入

証券会社などの店舗に訪れて購入する方法です。信頼できる会社や担当者がいる方や、どれを買うべきかアドバイスをもらいたい方にはメリットが大きいと思います。但し、証券会社も商売ですから常に私たちのことを考えてくれるとは限りません。会社が得する商品を勧めてくる可能性はあると思います。アドバイスをもらうのは良いことですが、投資信託の基本的な知識は身に付けていくこと、担当者の言いなりにならずにその場では決めないことをおすすめします。

インターネットでの購入

インターネットでは店頭と比較して担当者などの人件費がかかりませんので、購入手数料が安い場合が多い傾向があります。また、24時間いつでもスマホなどから注文ができますので利便性で優れています。確かに店頭でしか得られない情報もありますが、だからといって店頭で買う必要はありません。それぞれの良いところを取って賢く投資していきましょう。

投資信託の投資テクニック

私は「分散投資」「長期運用」「複利運用」での投資を推奨しています。これらの投資法は安定した収益を上げるために非常に重要になりますので解説します。

分散投資

分散投資には、投資先の分散と時間的な分散の2つがあります。

投資先の分散

投資信託の投資先は、株式/債券/REITの金融商品と国内/先進国/新興国の地域があります。これらをバランス良く組み合わせることで、どれかが下がってもどれかが上がっているという状態を作ることでトータルで安定して少しプラスという状況を目指します。投資先のバランスは許容できるリスクなどによって人それぞれですが、大和証券の投信ポートフォリオ診断を参考にしてみてはいかがでしょうか。

時間的な分散

投資信託を購入するタイミングを分散させることを時間的な分散と呼びます。一度に購入すると高値掴みのリスクがありますので損失が発生するリスクがありますのでそれを回避します。そこでおすすめなのが積立購入になります。毎月購入することで平均買付金額が安定するので収益も安定することが見込めます。それに加えて、リーマンショックなど株価が急落した時にスポット買いすることで更なる利益を目指すのも良いと思います。
積立購入で一定期間毎に同じ金額ずつ購入する手法をドル・コスト平均法と呼び、投資の世界では時間的分散をする王道的手法になります。同じ金額ずつ購入するというところにミソがあり、そのようにすることで投資信託の基準価格が高い時には少ない口数を購入し、低い時には多くの口数を購入することになりますので平均購入価格が安定しやすくなります。

長期運用

安定した利益を上げるには長期運用が必須になります。投資信託は株式と同じように価格が上昇することも下落することもあります。それでも平均すればプラスになるという言わば期待値を追う作業になります。1年の利回りが4%±10%の商品があったとすると、1年だけ運用するとマイナスになる可能性がありますが10年間運用するとプラスになる可能性が高くなります。収益を期待値通りに収束させるには時間がかかるということです。

複利運用

借金が雪だるま式に増えたという表現を聞いたことがあると思います。それは、借金の利子が複利であるが故に利子にも利子が付くことで急激に借金額増えていくためです。それを投資に置き換えて、投資で上げた利益を更に投資にまわして雪だるま式に資産を増やそうというものです。ただし、複利の運用は損失も大きくなりますので、個人の耐えうる範囲で一部を複利で運用するなど調節することも必要になります。

その他

選んではいけない投資信託

投資信託で選んでいけないのは、「インデックス型を下回るアクティブ型投資信託」と「分配金を頻繁に出している投資信託」です。
「インデックス型を下回るアクティブ型投資信託」については、残念ながらアクティブ型の過半数はインデックス型を下回る運用成績になっています。アクティブ型を選ぶときは、必ずその投資信託に近いインデックス型ファンドと騰落率を比較するようにしてください。安定してインデックス型を上回っていれば優秀な投資信託であると判断する基準になります。
「分配金を頻繁に出している投資信託」については、分配金というのは利益が目に見えるのでとても魅力的なのですが、長期運用の観点では出ない方が優れています。分配金を出すとその分は基準価格が下がるので分配金が出ないから悪いというわけではありません。むしろ分配金を再投資するときは分配金には課税されますので、それを差し引いた額が再投資されます。その分複利運用の加速が鈍くなり非効率です。長期で複利運用を考えている方は極力分配金が出ない投資信託を選びましょう。ちなみに、NISAの場合は分配金は非課税になりますが、再投資分も非課税枠を使用するというデメリットがあります。

NISAの活用

投資信託はNISAの対象です。非課税で運用できますので上手に活用していきましょう。ただし、NISAにはデメリットもありますので詳しくは「NISA口座について」を参照してください。

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